物価高騰とボディボード値上の深堀
物価高騰とボディボード
ニュースを見ていると毎日何かしらの値段が上がっています。
小麦や油が〇〇%値上げなんて言う話が飛び交っていますね。
石油由来の素材を使用するボディボードももろにその影響を受け、ウクライナ戦争勃発後すぐに原価が20%~25%+程度上がりました。
更に、為替も約25%アップし、それに加えて、コロナ禍に高騰した海上運賃も値上がりに拍車をかけています。
実際に海上運賃はコロナ前と比べて10倍近く上がった会社もあります。
本当に3重苦ってやつです。
そんな中でも、できるだけ輸入コストを減らし、ボディボードの値上がりに繋がらないように弊社は取り組んでいます。
品質や機能が変わらなのに輸入経費が増えたことが理由でのボディボードの大幅値上げは、ユーザー様も納得がいかないでしょう。
コストを減らす方法は2つあります。
1つは、たくさん販売してたくさん輸入をする。 具体的には40FEETコンテナを駆使して輸入コストを減らします。
輸入は数を多く取ればとるほど、ボード1本あたりの経費を少なくすることができます。
例えば、30万円の輸入費用を1500本(40FEETコンテナに入るボディボードの量)で割ると1本あたりのコストは200円となりますが、
300.000÷1.500本=200円
混載便などで300本の輸入だと1000円(300.000÷300=1.000)も掛かり、約5倍の違いになります。
2つ目は、海上運賃がかからないように近場で生産する。
これは、たまたまですが、TURBOは台湾の有名なボディボード工場で生産しているので距離的にはアドバンテージがあり、コスト的に安く抑えることができています。
これは、オーストラリアのブランドがインドネシアの工場を使用する理由と同じで、距離的に東京から沖縄程度なので移動距離が短くコストをセーブすることができるからでしょう。
製品が飛躍的に向上したり、新しい素材などを使用した場合の値上げは、躊躇なく行いますが、輸入コスト増加の値上げはできるだけ、工夫をすることで回避しています。こんな地道な努力が弊社が大幅な値上げをすることなく適正な価格で販売できている理由なのです。
ではまた!