3/20.000ってなんの数字だかわかりますか?
知らなかった手話の世界
先日、横手奈都紀プロから聞いた話を今日は,書きたいと思います。
もうご存知の方も多いと思いますが、横手奈都紀はデフプロボディボーダーとして活躍をしている。聴覚障害があるので試合中のポイントコールやホーンが聞こえない不利な状況で戦っているが、本人は全く気にすることなく明るく、国内ツアーはもちろん、海外試合にも参戦し、本当に多忙な毎日を過ごしている。
ライフセーバー 横手奈都紀
そんな、横手プロだが、実はもう一つのライフセーバーとしての顔があり、とても積極的に活動を行っているのをご存じだろうか?
日本では、2万人のライフガードが活動しているとのことだが、聴覚障害を持つライフセーバーは日本に3人しかいない。
3/20.000と言うわけだ!
そんな「ライフガード横手奈都紀」は、2020年東京オリンピック、パラリンピックに向けてある活動をしている。それは、「心肺蘇生+AED」の方法の国際統一した手話で確立する事だ。
この間、聞いた話だと手話も言語と同じで英語やフランス語があるように国より表現方法や手の動かし方が違うそうだ。しかも、方言も手話にあるとのこと。
そこで、横手プロは、心肺蘇生+AEDのやり方を示す手話を国際的に統一し、外国人が、日本の手話がわからなくても心肺蘇生を可能にできるようにしたいと考えている。
そして一人でも多くの人の命が助かるように方法を導入してもらうために日本ライフセービング協会に提案しているそうだ。
誰でも命は救える!
心肺蘇法の講習会は、全て口頭での説明しかない。聴覚障害を持つ方は、理解するのが大変だと横手プロは考えたのだ。
ノンバーバルコミュケーション(非言語)による心肺蘇生+AED(BLS)が実現しれば、聴覚障害者だけでなく、声が出せない人や発音に自信がない人、さらに日本語がわからなくても通じる方法のためぜひ、これからも実現に向けて頑張って欲しい。
2020年のオリンピック、パラリンピックで横手プロの提案が採用され、参加選手が安心して競技に臨める環境になることを心から願いたい。
がんばれ!奈都紀